本を売る〜その3 古書ビビビ編

0217bibibi1 2018年に映画関連本を売って以来5年、資料というかコレクションの主に香港映画関連本を手放すことにした。
中文だしかなりコアなターゲットにつき、買取してくれるところを探していたところ、「Web本の雑誌」に紹介されていた「古書ビビビ」が気になった。
色々検索してみると、私が手放そうと思った本がSold-outリストにあったので、お、ここが良いかなと。
それに、目録を見ていると興味深い本が多く、買うわけじゃないのについつい見いってしまう。
私好みの本屋さんのようだ。

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台北の誠品書店敦南店クローズ〜お世話になりました

0601chengpin1昨日5月31日、世界初の24時間営業の書店として人気だった誠品書店敦南店が約30年の歴史に幕を閉じた。
代官山の蔦屋がモデルにしたという木のぬくもりにあふれすわり見OKという店内は、日本から訪れた観光客に大きなカルチャーショックを与えた。
私も台北暮らしの時はすぐ近くに住んでいたので、本当によく通った。
本を買ったり眺めたり、併設のカフェでティータイムを楽しむこともしばしば。夕ご飯を食べるために地下のフードコートにもお世話になったものだ。

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【7日間ブックカバーチャレンジ】で選んだ本〜そのDay5〜7

0502book5 FBで行われた【7日間ブックカバーチャレンジ】の私の投稿、後編のまとめです。

5日め
「日活ポスター集」です。
サブタイトルに「ポスターでつづる日活映画史」とあるように、ロマンポルノ前の漢字の「日活」作品のポスターを集めた一冊。石原裕次郎、小林旭、赤木圭一郎、宍戸錠、二谷英明、渡哲也、吉永小百合、芦川いづみ、北原美枝、浅丘ルリ子、和泉雅子ほかのスター分け、ジャンル分け、監督分けなどで構成され、文字は最後に30ページほどの日活映画史の記事のみです。

数年前家のリフォームに伴い、“これは捨てないよ本”以外全ての本を手放そうと一大決心をし、映画関連の膨大な書籍は神田の映画・演劇専門の古書店、矢口書店に引き取ってもらいました。
その時に唯一残した映画関連本が、製作・編集・発行「日活ポスター集制作委員会」という自費出版のこれでした。
老後に文字が読みづらくなった時でも、これなら映画の想い出にひたれると思って…。
いまこの本を見ると、手放した本たちのことが思い出されます。
名残惜しかったけど別れなければならない…使命のために愛する人を残しひとり去って行った日活アクションのヒーローたちのように。(笑い)

この時の本とお別れした時の事は私の個人ブログに書いたので、もし興味があったらご覧下さい。
http://www.kimagure.net/2018/08/1-5d81.html
http://www.kimagure.net/2018/08/2-837f.html

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【7日間ブックカバーチャレンジ】で選んだ本〜Day1〜4

おこもりの日々で、FBで色々なリレー投稿が行われていて、私にも本と映画のバトンが回った来た。
正確に言うと、【7日間ブックカバーチャレンジ】のほうは面白そうなので自分でバトンをもらいにいった形だ。
この企画は、読書文化の普及に貢献するためのチャレンジで、好きな本を1日1冊、7日間投稿。そしてFB友だちを招待し、このチャレンジへの参加をお願いするというルール。
せっかくなので、私が選んだ7作の投稿を2日にわけてまとめておくことにした。

0502book1 初日
志水辰夫の「裂けて海峡」です。
あまりに好きすぎて色々な人に押しつけるようにして貸していたら、いつしか行方不明になり、文庫になった時に買い直しました。
シミタツ節と言われる名文で、馳星周として作家デビューする前の批評家・坂東齢人さんを担当番組のゲストに呼び、放送後に向かいの喫茶「UP」で志水辰夫について語り合ったことが忘れられません。
代表作は「行きずりの街」と言われていますが、私は断然「裂けて海峡」が好き。素晴らしいキャラクター造成と息詰まる展開に空腹さえ忘れて読みふけりました。戦後史の中での国家と個、そしてラブストーリーにもドキドキ。
有名なラスト三行。
のちに新潮社文庫版で一部改訂されるのですが、私は最初の体言止めを絶対支持します。

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本を売る〜その2

0816book1子供が社会人になりそれぞれ独立して家を出て行った時、ようやく自分の書斎ができて、それまで2部屋に分散させていた映画関連本とキネマ旬報のバックナンバーを自分の部屋に移動した。
床から天井までの壁二面、スライド式書架の間に寝ていたのだが、地震が来たら本の下敷きになることは必須という危機感満載の日々だったけど、本に囲まれて過ごす幸福感と言ったら、それはもう…。

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本を売る〜その1

0810book本を売ったことが3回ある。
正確には売らなければならなくなった、ということ。

最初は上の子が小学校に入るとき、机を置くスペースを作る為にコミックスを売った。
色々な蔵書のうちなぜコミックスからかというと、ちょうどスペースがピッタリで、他の本を動かさなくて良いからだった。
なんとも横着なセレクトではある。
どれを売るか、何を残すか考えるとらちが明かないので、ええいっ!と全部手放すことにした。
ほとんどが少女漫画だ。
萩尾望都、大島弓子、竹宮恵子、山岸凉子、倉多江美、樹村みのり、吉田秋生…大好きな作品たち、みんなサヨナラ。

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