2025大阪アジアン映画祭〜目指せ節約!Day2
今回は節約を目指しているものの、ホテルの"朝食付き"は削らない。映画祭で確実にきちんと食べられるのは朝食タイムなので、ここで栄養とエネルギーをしっかり蓄えるのだ。
実働初日はビュッフェでバランス良い朝ご飯を食べて、まずコインランドリーに洗濯に行った。
昨年から利用しているが、ホテルから徒歩5分の好立地で、スマホで空き状況がわかるのでありがたい。
お、一台空いてる。
急ぎ行って見ると、新情報が待っていた。登録するとスマホで操作・決済ができるという、超便利システムになっていたのだ!QRコードを読み込み、LINEで友達になると行程をガイドしてくれる。しかも新規登録で20%オフというおまけも付いているではないか。
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映画祭取材、この日は梅田スカイビルにあるシネリーブル改めテアトル梅田から。
窓から眺める梅キタ再開発の状況はぱっと見一年前とあまり変わっていないように見えるが、新しいホテルがオープンしたり着々と進んでいるようだ。
しかし、完成まであと12年?その頃まで元気にいられるよう、願う。
映画は台湾映画『ブラインド・ラブ 失明』、林依晨(アリエル・リン)がプロデューサーと主演をつとめ、高校生男子の母親を演じている。年頃を考えると不思議ではないけど、アイドルドラマのヒロインイメージがいまだにあるから、ああ、こういう役もやるようになったんだなぁと、感慨深い。
監督の周美豫(ジュリアン・チョウ)は、2022年に『女優,摔吧!』に続く二作目、林依晨や林柏宏(リン・ボーホン)らの事務所の社長で、ずうっと林依晨のマネジメントをしてきた人だ。
林依晨を知り尽くし、アイドルから女優へのステップに戦略を練り寄り添ってきたから、彼女ののやりたいこと、彼女にやらせたいことも盛り込まれているのだろうと想像できる。
続けてタイ映画の『青春2001』を見たのだけど、これが刑務所内の抗争が延々と描かれ、あまりにも暴力シーンばかりのためつらくて何度も席を立とうかと思った。でも、もしかしたら興味深い展開になるかも知れないから我慢して見てたものの、終盤の頂上決戦に突入した時にもう無理!限界が来て途中退場。
迷ったあげく同時間の台湾で見た香港映画『私たちの話し方』を諦めたので、そっちにすれば良かったという後悔しきりだ。
後味の悪さを胸に抱えABCホールへ向かう途中、美味しいものでお腹を満たして嫌な気分を払拭しようと通りがかりのカレーうどん屋に入った。
このカレーうどん、そのままご飯にかけるようなねっとり濃度で、細かい牛肉と天かすが私に新たなカレーうどんの世界を開いてくれた。880円。
よし、1000円以下の夕食だ。
店名は「得正」と言い、6種類のカレーうどんと、普通のうどんメニューが7種類。大阪府内にチェーン展開しているので、見かけたら食べてみるのはいかがかな。
そして、さわやかイーキンに期待して香港映画『ラスト・ソング・フォー・ユー(原題:久別重逢)』。香港の長州を舞台にしたラブストーリーで、鄭伊健(イーキン・チェン)は中年になった音楽家、高校生時代を人気グループMIRRORの陳卓賢(イアン・チャン)、ヒロインは許恩怡(ナタリー・スー)が若い頃を、大人になってからは蔡思韵(セシリア・チョイ)が演じている。
キャストも豪華で見ごたえあり、新人の許恩怡がとても魅力的。
監督は長年アクション映画の脚本を家として活躍してきた梁禮彥(ジル・リョン)で、ラブストーリー、ファンタジー、音楽という描きたいテーマをモリモリにしたデビュー作。
ちょっとひとひねりしたファンタジーで、さすがに脚本はうまいし、離島の風景が美しい。
つらすぎる暴力映画の後だけに、本当に心が洗われた。
上映後のQ&Aについては、母屋に記事を掲載しているので、興味があればぜひ。
http://www.asianparadise.net/2025/03/post-7818c0.html
つづく