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推し活遠征とプチトリップは最高！〜Day3
関西万博のお陰で軒並み値上がりしている大阪のホテル、なんとか早くに予約していた東横INN大阪伊丹空港は、旅行サイト経由で9,940円で泊まることができた。
ここは伊丹空港に近く、阪急蛍池が最寄り駅。どちらにも送迎バスが出ているのでとても便利だ。
そして、無料の朝食ビュッフェがついているというありがたさ。
部屋はコンパクトだけど機能的で使いやすいし、泊まるだけには十分だ。
※写真はクリックすると別ウィンドウで拡大表示します
この日は、前々から時間があったら行きたいと思っていた"想い出の地"を訪ねる。
私が子供の頃、父方の叔母一家が阪急の川西能勢口の映画館に住み込みで働いていた。そこで夏休みの一ヶ月余りを過ごした経験があるのだ。
「新町映劇」という名前だけは覚えていたのでネットでリサーチすると、"今はなきなつかしい映画館"のひとつとして載っていて、もちろん現在は街の様子も一変しているだろうが、行ってみた。
川西市みつなかホールという公共施設があるあたりだということなので、まずはこのホールを目指す。
駅から10分足らずで着いたが、記憶の中の商店街はない。
ホールの裏手に回ると、高速道路と川がある。
そうだ、映画館の近くの川で行われた花火大会に行ったことがある！と思いだし、川に向かう。
武庫川だと思っていたのが、猪名川だった。子供の頃の記憶は曖昧だってことに気づく。
広い河川敷には人影はなく、「花火禁止」という立て看板があった。あの花火大会は「猪名川花火大会」というもので、今でも隔年の8月中旬に行われているそうだ。
しばらく川の流れや周辺の景色を眺めていても、時折鉄橋を通過する阪急電車の音くらいしか聞こえない。
堤防から降りて近くを歩いてみるとけっこう古い家もあり、もしお年寄りがいたら映画館のことを覚えているかどうか聞きたい衝動にかられたが、静かな路地には人通りもほとんどない。
映画館で暮らした日々は今でも多くの記憶があり、映画のことも、映画と同じくらいドラマチックな叔母一家と映画館の人々のことを何かの形で書き残したいと常々思っている。
それが具体化したときに、あらためて取材に来ようと心に決めた。
ノスタルジィとお別れして、現実の楽しみに向かって再び阪急電車に乗り宝塚へ。
天気も良く、青空に映える花のみちの桜がきれいだ。
観劇前のランチは、大劇場のカフェテリア「フルール」で公演特別メニュー「レビュープレート」（1,600円）。
しばしの夢のひとときを過ごして帰路へ。
余裕だと思っていたものの意外に時間がなく、搭乗口近くの店で焼き魚定食（1,580円）を8分で平らげ、今回の推し活遠征とプチトリップが終わった。
この項おわり