2025大阪アジアン映画祭〜目指せ節約!Day5
ただ、最終日につきABCホールの控え室が使えず、スタッフやゲストの休憩所?となっているカフェでの取材だったので、BGMが流れている。音声を収録してPodcastで配信するメディアにとって、音楽は最大の敵なのだ。配信時に著作権に抵触する恐れがあるから。
テキストのみの記事にするにしても録音は必須なので、いつも通りのマイクと機材を使って収録。後日音声編集ソフトでBGMを消す処理にトライすると、なんとかノイズレベルに下げることができ、無事にPodcast配信することができた。いまどきの技術に感謝!
このインタビューは、興味があれば以下の母屋のリンクで記事とともに音声も楽しんでいただきたい。http://www.asianparadise.net/2025/04/post-2f74be.html
インタビューを終えていったんホテルへ戻るとき、やっぱり買ってしまったこのデカフランスパン。😄
ABCホールのすぐそばにある「フランスパン神社」というベーカリーで、芦屋に本店がある。
全長60㎝という大きさにまず目を奪われ、一昨年初めて買って食べたのだけど、とても美味しい。普通のフランスパンは外側はカリカリなのに、これは柔らかいのだ。
その時は編集者でライターの友人と分かち合おうと思ったら、なかなかうまい具合にちぎれず苦労した想い出がある。
今回は東京へ持ち帰るため、店で半分に切ってもらった。860円。
午後からの鑑賞はタイ映画の『いばらの楽園』から。
念願のドリアン農園を手に入れ結婚するはずだった主人公が突然の事故で同性の恋人を亡くし、その家族にドリアン農園を乗っ取られてしまうという愛憎入り混じる人間ドラマだ。
同性婚法が施行される半年前に公開された作品で、かなりのドロドロ感と湿度の高さを感じた。ケンカのシーンでドリアンが凶器として使われるのにはびっくり。痛そうだ。
Q&Aにはプロデューサーが登壇。
このQ&Aは母屋に記事を掲載したので、良かったらご覧いただきたい。
http://www.asianparadise.net/2025/04/post-db416b.html
途中退場してしまった作品もあるけど、今回の映画祭ではタイ映画の多様性を知ることになったことは収穫だ。
続いては台湾映画『鬼才の道』、2024年の台湾興行成績トップのメガヒット作。
幽霊の世界を舞台にした斬新なコメディー映画で、脚本と映像のおもしろさ、豪華キャストによりめっちゃおもしろい。台湾の金馬影展でも見ているが、何度見ても、かつてアイドルだった霊界のプロデューサー陳柏霖(チェン・ボーリン)のMVとその使われ方に爆笑。
最近の陳柏霖出演作は軒並みヒットして映画賞も獲っているにもかかわらず、彼の演技が評価され個人賞にノミネートされないことが歯がゆい。(ドラマでは主演男優賞を受賞しているが…)
デビューからずうっと応援しているので、いつか映画でトロフィーを持つ姿を見たいものだ。
この後の授賞式まで1時間ちょっとあるので、近所で夕飯を食べようと事前にリサーチしていたのだが、目星付けていた店2軒がもう閉店していた。なんとか第3候補の「天狐」でラーメン(貝出汁)とミニチャーシュー丼セットにありつけた。1230円。
美味しかった!
リピートリストに入れよう。
そして授賞式だ。
グランプリは中国映画『バウンド・イン・ヘブン』。
気になっていたものの、優先順位の高い他の映画と時間が被り、見ていない。何度も登場するが、編集者でライターの友人は酷評だった。まぁ、人が選ぶものなので評価が様々なのはしかたない。
スペシャル・メンションの香港映画『私たちの話し方』は、だろうなぁという感じで拍手。
薬師真珠賞に台湾映画『我が家の事』の主人公家族を演じた4人の俳優たちが選ばれたのは、とてもうれしい。監督も驚喜していた。
受賞者の名前を呼ばれる度に、私達の前に座っているゲストたちが抱き合って喜んだりしている様子は、良いものだ。
受賞者の皆さん、おめでとう!
授賞式の記事は母屋に掲載しているので、興味があればどうぞ。
http://www.asianparadise.net/2025/03/post-c62bed.html
おわり