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台北・金馬取材の旅Day7〜相変わらずの円安は辛く、劣悪な取材環境で疲れた!

1223breakfast いよいよ授賞式本番の日。
朝食は、またしてもホテルのビュッフェをスルーして向かいの「星玥早午餐」へ。
現烤吐司の培根蛋(ベーコンエッグトースト)と紅茶、そして最初から蛋餅をオーダー。蛋餅とは卵焼きを包んだ薄い餅のクレープという感じかな。
台湾の朝食の定番メニューだ。
全部で85元。
ちなみに、食パンのことを吐司(発音はトースー)と言い、英語のToastの音に漢字を当てはめた中国語。つまりトースト用のパン=日本で言う食パン。
そして現烤は焼きたてという意味だが、現烤吐司は焼きたての食パンではなく、食パンを焼いたトーストのこと。ややこしくて面白い。

※写真はサムネイルクリックすると別ウィンドウで拡大表示します

1223doujiang 続いてランチは今回食べていない鹹豆漿を絶対に食べたいのだけど、善導寺の「阜杭豆漿」まで行くのはちょっと時間がきつい。
ホテルのある南京復興近辺の豆漿屋をネットで探すと、いくつか見つかり、長春路の「洪記豆漿大王」が良さそうだ。相棒の編集者が泊まっているホテルにも近いので誘い、店で待ち合わせた。
24時間営業だというこの店、豆漿や各種の焼餅(パンのようなもの)、饅頭だけでなく、小龍包や大根餅もある。
食べたかった鹹豆漿と焼餅を頼んだけど、焼餅はもっちり系ではなくサクサクのパイ系だった。併せて50元。安くて美味しいB級グルメの代表だ。

1223hongji

1223tent さぁ、今回の最大の目的である金馬奨授賞式、これまでの国父記念館が改修のため新しくできた台北流行音楽中心が会場になった。
これが台北市の東に位置する南港にあり、非情にアクセスが悪い。
そのため昨日の打ち合わせでチーム4人でアクセスを検討し、即タクシーに決定。
前日に台北流行音楽中心で取材経験のある友人に聞いた情報が役に立ち、迷うことなくメデイアの入り口に到着できた。ありがとう、友よ!
しかし、なんと、プレスセンターは屋外、裏手の駐車場とおぼしきところのテントだった!

1223presscenter 早速テント内に並べられたテーブルの基地を確保して、動線を確認に行くと、受賞者がトロフィーを持って次々来る取材場所もテント。
しかも椅子はなく、仮設のひな壇に座布団を敷いて座るという最悪の環境だ。これでは長時間腰や背中、お尻が持たない。
なので、レッドカーペットのカメラマン席で使用するために持参した折りたたみ椅子がここでも活躍。
ちなみに、ここはレッドカーペットと同じく事前の抽選で席が割り振られ、私ともと同僚は後方の端なのがかえって楽かも知れない。

1223toilet おまけにトイレは外の仮設(被災地用のトレーラー仕様)。
なぜひとつのトレーラーに男女を左右に分けたつくりなのか?一台ごとに男女分ければ良いのに…。
本会場は新しくてきれいなのだろうけど(中に入って見ることはできない)、メディアは劣悪な環境だ。
レッドカーペットのスタンバイ時間まで、けっこう時間があるのだが、近くにカフェもないのでプレスセンターでそれぞれ準備をしたりして待機するしかない。
お弁当は美味しかったけど、いつものように配られるのがレッドカーペットのスタンバイまであまり時間が無く、急いで食べて完食できたことがない。

1223bento

1205carpet レッドカーペットのカメラマン席は、いつものようにかなり狭いスペースで、これはこういうものだと思っているが、レッドカーペットの形状と設置が問題だ。
起点が見えず、どうやらL字型の直角に曲がったところの終点がカメラマン席のようだ。
そして前方に金馬のマークが書かれた四角い物体が置かれていて、この手前でノミネート者以外ははけていく。
スチールの次にムービーのフォトセッションがあり、最後にペン記者の囲み取材という流れだ。
詳細と言ってもほとんど写真だけれど、興味あれば母屋のこちらをご覧いただきたい。
http://www.asianparadise.net/2024/12/post-b83858.html

1223jinma レッドカーペットが終了すると、急いで受賞者を取材するテントのプレスセンターへ移動し、歩く度にギシギシ音を立てるひな壇を上がり、自分のポジションに着く。
(劣悪なメディア席の写真を撮り忘れたのが悔やまれる、ステージと入り口の様子を)
建物内の会場で行われている授賞式でトロフィーを受け取った受賞者が次々現れ、写真撮影と質疑が繰り返されるのだが、受賞者が来ない時は立って、からだのあちこちが凝り固まらないように身体を動かして終了までなんとか持ちこたえた。
ああ、これまでの国父記念館が恋しい〜。

そんな中でも恒例の夜食(とは言え朝食のような肉まんや焼きそば、蛋餅など)は出た。基地にいる私の相棒(編集者)が4人分ゲットして、ここまで運んでくれたのがありがたい!
しかしこれは全員に行き渡ることがなく、出遅れた知り合いたちに譲り分けた。

ちなみに、授賞式の模様はモニターが見られるようになっている。
詳細レポートは、母屋のこちらをどうぞ。
http://www.asianparadise.net/2024/11/post-dc8742.html

そうして日付も変わり、ようやく授賞式は終了。
私達4人はタクシーを呼んでホテルへ戻り、同じホテルに泊まっている3人はついロビーで話し込んでしまった。
疲労困憊のはずなのに、妙にテンションが高いのはこういう時あるあるだ。
解散し部屋に戻ってから、せめて受賞結果記事だけでも、と思ったものの・・・無理だった。

つづく

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