やっぱり魚が美味かった!キトキト富山の旅〜Day1
およそ2時間半で新高岡に到着。
新幹線の駅あるあるで、「新」と付く名の駅周辺はここ新高岡も例外ではなく何もない。
事前にリサーチしておいた駅近くの店で寿司を食べようと思ったら、なんと臨時休業。
高岡まで行くしかないのだが、どうせ移動するならバスではなくここは奮発してタクシーを使って運転手さんからお薦めの寿司屋情報をゲットするのがベストだ。
そうして連れて行ってもらったのが「すし食いねぇ! 」。シブがき隊の歌が脳内を駆け巡る。
ここは回転寿司と謳っているが、回転台はなく、オーダーを受けて中の職人さんが握ってくれる。
ランチセットの一日限定20食「満腹ランチ」はすでに売り切れなので、「得もりランチ」にした。それでもにぎり11貫+あら汁だ。
残念ながらのどぐろは入っていないので、別オーダー。
う、う、う、美味い!
とろけるような新鮮魚。金沢と富山で展開している店だからか、のどぐろには金粉がかかっている。
あら汁も良いお味。
この店、新高岡と高岡の中間にあるものの、徒歩で高岡へ行くにはちょっときついので、タクシーを呼んでもらう。
高岡駅で荷物を預け、案内所でもらったマップを頼りに街歩きのスタート。
まずは高岡鋳物発祥の地、「金屋町」へ。
石畳の通りに千本格子の家が建ち並び、風情のあるところだけど、平日だからか歩いている人は見かけない。
カフェや高岡銅器の販売やワークショップを行っているお店もあるが、あまりに静かで営業しているのかどうかちょっと見ただけではわからない。
メインの通りから外れた路地にもレトロな雰囲気の店があり、こういう出会いが街歩きの醍醐味だ。
「金屋町」から少し駅の方へ戻る感じで、商都高岡を支えた商人たちの町「山町筋」へ。こちらは土蔵造りの家が並んでいる。
ここも人がいない。
店もやっているのかどうかわからない控えめさで、陽射しの強さが肌にこたえる。
ここで熱中症で倒れても見つけてくれる人がいなさそうなので、控えめに営業しているカフェに入りソフトクリームを食べてからだの中からも冷やす。
ここから駅までもうひと歩きなのだけど、ちょうどバスが来る時間だったので、2駅ほど乗車。
今夜の宿へ向かう氷見線は一時間に1本しかない。
オレンジ色の車体は、単線をガタゴトとかなり揺れながら走る。
氷見市出身の漫画家藤子不二雄Ⓐの漫画『忍者ハットリくん』のキャラクターが描かれたラッピング車もあるようだけど、今回は全く出会わなかった。
終点氷見の手前、雨晴海岸はとてもきれいだ。
降りてみたいけど、その後1時間は電車が来ないので、車窓から眺めを楽しもう。
富山湾越しの立山連峰は…残念ながら見えない。気温が下がると見えるらしい。
氷見駅からは、予約しておいた宿の送迎車のお世話に。
客は私しかいない。
宿まで15分ほど、運転手さんが観光案内をしてくれるのもありがたい。
「氷見温泉郷 くつろぎの宿 うみあかり」は、立山連峰を一望できる露天風呂や旬の食材満載の料理が堪能できる温泉旅館だ。
本当は「雨晴温泉 磯はなび」に泊まりたかったのだけど、ここはお一人様の予約ができない。いまどき?と思いつつしかたないので、似たような宿を探したという次第。
「うみあかり」の部屋は洋室で素晴らしいオーシャン・ビュー!
但し、狭い。
あまり機能的ではない作りだけど、なぜかテレビだけデカい。😄
まずは富山湾の夕景を眺めながら源泉かけ流し露天風呂もある大浴場に浸かり、数々の効能を吸収。
そして、楽しみな夕食はオーシャン・ビューのダイニングで氷見の幸をふんだんに取り入れた「ひみ会席」。
う〜ん、新鮮な刺身が美味い!
氷見牛はトマト鍋仕立てで、シメは氷見そば。デザートはクリームブリュレというワールドワイドなメニューだった。勝手言わせてもらうと、全て「和」で整えてほしかったなぁ。
部屋へ戻り、温泉宿の仕上げはマッサージでしょうということでお願いしたら、なんと予約がいっぱいで、40分コースが一枠空いているだけだという。
ほんとうはたっぷり60分もみほぐしてほしかったのだけど、最後の一枠をゲットできただけで良しとしよう。
やや力が弱めだったけれど、強くしてと言うのもなんとなくはばかられ、整骨院の治療とは違う、気持ちよさを堪能して初日を締めくくりった。
つづく
★リンクは有り難いのですが、写真や記事の転載は固くお断りします。