CDを売る〜その2 どこに売る?
◆出張買取はなかなか難しい
出張買取は、自ずとエリアが限られるので選択肢が少ない。
私の場合はアジアものと言っても中華圏なので、そこに特化した業者は本当に少なくいのだが、キーワード検索すると関東地方でひとつ見つかり、とりあえず問い合わせてみた。
しかし、この業者は出張の場合はひとつひとつ査定するのではなく、ざっくりと見て使用感や経年劣化を基準にまるっといくら、ということになるそうだ。
棚と引き出しに収まっているCDの写真を送ると、全体の想定売値から逆算してのおおよそでの額が知らされた。
うーん、そんなものか。
詳細な査定を希望の場合は、宅配買取を検討して欲しいとのことだった。
◆丁寧に見てもらうには宅配買取か
できることなら出張買取してくれるのが手間がなくて一番良いのだけど、丁寧に見てもらって査定を知りたい。
でないとなんだかCDが可哀想。
で、宅配買取に変更することにした。
そして、大手のひとつ駿河屋のサイトではキーワードやJANコード(バーコードの下に書いてある番号)などで検索すると、現在の買い取り価格がわかり、その場で買取カートに入れられるというシステムがあるのを見つけ、試してみる。
おお、あるある!香港も台湾も。
◆駿河屋のあんしん買取検索が楽しい
ここでまず、大量に持っているアーチスト名を入れてみると、アルバムジャケット画像と情報、買い取り価格が出てくる。
張國榮(レスリー・チャン)、劉徳華(アンディ・ラウ)、張學友(ジャッキー・チュン)は多いけど、郭富城(アーロン・クォック)と黎明(レオン・ライ)はあまりない。
周杰倫(ジェイ・チョウ)もけっこうあるが、五月天(Mayday)は少ない。
アイドル、スター系はあるが、アーチスト系はほとんどないという傾向もわかり、色々検索しているうちに、けっこう高額な買取価格のタイトルで私が持っているアルバムもあった。
◆どういうものが高額買い取りされるのか
これ、みんな知りたいことだと思う。
どのサイトにも「専門家による査定」と謳われているのだが、これは音楽に精通している評論家ではなく、流通の専門家だ。
そのアルバムが名盤かどうかではない。
先述の出張買取の業者さんから教えてもらったので、査定の基準をシェアする。
・流通相場:どの程度の価格帯で売買されている商品か
・需供バランス:品薄状態の希少品か、供給過多で物余り状態か
・ニーズ:高回転で売れる人気商品か、なかなか売れない不人気商品か
・商品状態:どの程度の使用感や経年劣化があるか
・付属品の有無:部品、特典、付録など、付属物がすべて揃っているかどうか
◆じゃあ、自分のコレクションの価値は?
いくら自分が素晴らしいと思ったり大好きなアルバムでも、その価値は買い取りにおいてはものさしが違うのだ。
ここを理解して、手放す時は自分の気持ちと折り合いを付けなくてはならない。
お気に入りのアルバムが査定額ゼロだったらどうするか…。
それなら売らずに手元に置いておく。
世の中そういうもんなら、しかたない。
私は後者を選んだ。
好きなアルバムの音源はデータにして保存したのだから、"お片付け"を目的とした今回は、潔くさよならするのだ。
つづく
CDを売る〜その1 果てしない準備
http://www.kimagure.net/2023/02/post-2bcaff.html
★リンクは有り難いのですが、写真や記事の転載は固くお断りします。