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博多と北九州の旅-4〜博多座『エリザベート』再び

0204hakataza1 今回の旅のラストは、再びの『エリザベート』で締めくくり、夜の便で帰京。
この日の公演は昼の部を鑑賞するので、少し早めに博多座へ行く。
博多座の階段は『エリザベート』仕様になっていて、この日もその横の電光ボードに主役が表示されるタイミングを狙うファンが大勢階段下でシャッターチャンスを狙っている。
なので、そんな中で階段を上がる勇者は少なく、ほとんどの人が右側のエスカレーターを利用して入り口へ進むのだ。

◆幕間のランチ予約

0123hakatazain もちろん私も撮影の邪魔にならないようエレベーターで上がり、さぁ、幕間のランチの予約だ。
お弁当やサンドウィッチも捨てがたいのだけど、せっかくなので客席で食べるのではなく食事処を利用してみよう。
並べられている数々の見本(和食)はどれも美味しそうなので迷っていると、お店の方が「アツアツのドリアはいかがですか?」と言う。
ほぉ、和食だけではないのね。
この日も寒かったので、アツアツと言う言葉に魅んれてこれに決めた。

◆初めて見る井上芳雄×愛希れいかの組み合わせ

0204castboard 『エリザベート』は、主役のエリザベート皇后と死神トート、皇太后ゾフィ、皇帝フランツ、皇太子ルドルフ、狂言回しのルキーニがダブル及びトリプルキャストなので、色々な組み合わせで楽しめる。
とは言え、なんたって入手難のチケットなので、自分にとっての最強キャストを、などと贅沢は言ってられない。獲れるだけでラッキーなのだから。
しかも今回は井上芳雄が福岡公演にしか出演しないので、二人のエリザベートと組む公演が見られることになったのはありがたや、ありがたや。
この日のエリザベート役愛希れいかは、花總まりよりかなり後輩だが宝塚出身で、在団中にもこの役を演じている。
昨年秋の帝劇で山崎育三郎トートとの組み合わせで見た時よりもさらに進化していて、花總まりのキャリアには及ばないものの堂々たるエリザベート役者だ。

◆幕間の海鮮ドリア

0204doria 第一部が終わり、幕間は30分。
この日はA席だったので、同じフロアにある「レストラン 花幸」はとても便利だ。
広い店内に予約名のプレートが立てられ、座るとすぐに海鮮ドリアが運ばれてきた。
本当にアツアツだ。
劇場によってはすでにテーブルに予約した食事が並べられているところもあるが、博多座は着席してからサーブされるシステムなのでアツアツが食べられる。良き!
美味しくいただき、ひと息つくと第二部開演5分前のベルが鳴った。
「レストラン 花幸」博多座客席一階
海鮮ドリア 1700円

◆劇場を包み込む井上芳雄のトート

0204hakataza 2000年に本作のルドルフ役でミュージカルデビューした井上芳雄は、2015年からトートを演じて演出の変化と共に深みを増し、素晴らしい"トート像"を見せてくれた。
博多まで遠征して本当に良かったと思う。
そして1月30日と31日の公演がライブ配信(アーカイブもあり)されて、劇場とは違う映像によるアップで見る細かい表情が見られるのもうれしい。
「博多座」地下鉄「中州川端」駅直結
『エリザベート』チケットA席 15,500円 

2022〜2023年の『エリザベート』について、「演劇キック」のサイトにこの作品の歴史やプリンシバル・キャストだけではなく、アンサンブル・キャストまでのレビューが書かれた記事があるので、興味のある方はご覧いただきたい。
http://enbu.co.jp/kangekiyoho/elisabeth2023/

◆ここでしか買えない?博多座金鍔

0204kintuba 終演後は、一回目を見た時に気になっていたきんつばをお土産に買った。
ひとつがやや大ぶりな円い形で、帰宅して食べたらこれが実に美味しい。
博多座でしか売っていないのでもっと買ってくればよかった…と思ったら、公式サイトからお取り寄せができる!
「きんつば本舗」博多座2F 金鍔:1個270円
お取り寄せフォーム:kintsuba-honpo.com

 

◆博多のソウルフード明太フランス

0204fullfull そして、博多座遠征した多くの方がSNSで紹介しているキャナルシティ近くの明太フランスの人気店「Full Full」へ行きたいと思い、地図を見たら地下鉄に乗るより歩いた方が良さそう。
Googleマップを見ながら約15分、近付くとパン屋さん独特の良い香りが漂ってくる。
店内には色々なパンが並んでいるが、明太フランスの姿が見えない。あれ、どこ?
店員さんに聞くと、レジでオーダーして買うシスタムだとか。
せっかくなので暖かいうちに食べたいと思い、イートイン&テイクアウトをお願いし、ドリンクをオーダーする。
カウンターで袋を開けると1本を半分にカットし、さらに食べやすいように切れ目が入っている。
外はパリパリ、中はもっちりのフランスパンに明太子とバターが挟まれ、持つ手はすでに染み出たバターまみれだ。
うまい!
そういえば、隣の若い男子はトート閣下のアクスタと一緒に明太フランスの写真を撮っていたっけ。
「Full Full」福岡市博多区祇園町11-14
明太フランス:450円
https://www.full-full.jp/

0204mentaifrance

◆博多最後のグルメは空港でバタービーフ焼き

0204butterbeef 博多では天ぷらやごまさば、鉄なべ餃子、博多うどんなどもっともっと色々なものを食べたかったのだけど、時間とお腹の具合で空港で夕食を食べることにした。
そういえば博多に来て魚ばっかりで肉食べてないな、と気づき、空港で人気らしいバタービーフ焼きを。
パスタの上にビーフが乗ってるのだけど、みんなライスセットで食べてる。
パスタは付け合わせってこと?それにしては量が多いので、単品にした。
FBにあげたら、友人が「パスタはおかずなんで、白いご飯にオンすると美味しいんですよ!」というコメントが。
なるほど、だからやたら味が濃いのか…水2杯飲んだ。
「天神B.B.Quisine」福岡空港国内線 2F
バタービーフ焼き(M)単品 820円

◆今回のお宿ANAクラウンプラザホテル福岡

0204anahotel 最後に今回のお宿をご紹介しておく。
マイル消費というコンセプトの旅なので、ANAクラウンプラザホテル福岡を利用。
博多駅から徒歩5分でアクセスは良く、朝食ビュッフェはとりどりの和洋食メニューのほか、明太子やもつ鍋、さつま揚げ、焼きカレー、筑前煮など九州の郷土料理コーナーもある。
部屋はシンプルで特にどうということはないのだけれど、ミネラルウォーターのサービスがないのが残念。
「当ホテルには自動販売機はありません」というおことわりが書かれていて、近くにコンビニもないので、要注意だ。

0204breakfast


博多と北九州の旅-3〜小倉の城と和菓子と魚料理
http://www.kimagure.net/2023/01/post-578507.html

博多と北九州の旅-2〜門司港レトロ街歩き
http://www.kimagure.net/2023/01/post-2e848b.html

博多と北九州の旅1 寒いよ博多-行列のご当地グルメ
http://www.kimagure.net/2023/01/post-09c715.html

★リンクは有り難いのですが、写真や記事の転載は固くお断りします。

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