ミュージカル『ドリームガールズ』に圧倒された!
◆キャストたちの歌唱力は圧巻
公式には明かされていないが、誰もがスプリームスの物語をベースにしていることはわかってる。
このミュージカルではドリーメッツというグループ名になっているが、1960年代にアメリカを席巻した4人組ガールズ・グループ「スプリームス」(昔はシュープリームスという表記)のサクセスストーリーを、メンバーやプロデューサー、その時代の人気アーチストが繰り広げる人間模様で展開されていく。
ショービズの世界へチャレンジする女の子たちの愛と青春が素敵なナンバーで紡がれ、キャストたちの見事な歌唱力は圧巻だ。
◆やっぱり望海風斗はすごい
主役のディーナを演じる望海風斗の歌唱力と演技力は言わずもがなだが、最初は前へ出ることに戸惑いながらもセンターをつとめ、徐々にその"真ん中スター力"が増していく過程を丁寧に演じてお見事。
男役の声から少しずつ女性の声へと訓練していったと語るように、そのミックスボイスはとても美しくもちろんパワーも凄い。
この日のエフィだった福原みほは演技初体験ながらストレートに感情をぶつけてくる姿に心掴まれ、なによりソウルシンガーとしてのキャリアと実力が全開。
圧倒された。
ローレル役のsaraも、文学座で鍛えられた演技とミュージカル俳優としても注目の若手で、可愛らしさ満載。
カヘティスのspi、C.Cの内海敬貴、ジェームズの岡田浩暉、マーティの駒田一など皆さんクォリティの高いステージ作りに大いに貢献していた。
◆千社札シールとアフタートーク
今回は主催の梅田芸術劇場の貸し切り公演の抽選で当たったのだが、入場時に千社札シールをもらえ、望海風斗と福原みほのアフタートーク付きという幸運が重なった。
役作りの話などを語ってくれた中で、宝塚時代の娘役の所作などを見て来たことが大いに役立ったと語る望海風斗。「気持ちを込めようとすると、ドスがきいてしまうんです…」などと笑わせてくれる場面も。
ハイチェアーに腰掛けているためスリットからの美しいおみ足にドキドキしてしまったが、ご本人も気にしてストールをかけたりして…。😄
いま、大阪公演が始まり、3月5日まで梅田芸術劇場メインホール、3月11日〜15日が福岡の博多座、3月22日〜26日は名古屋の御園座で上演なので、もしどうしようかな、と迷っている方はまだチケットはゲットできるようなのでぜひ。
https://www.umegei.com/dreamgirls2023/index.html
★リンクは有り難いのですが、写真や記事の転載は固くお断りします。