博多と北九州の旅1 寒いよ博多〜行列のご当地グルメ
◆とりあえず「元祖めんたい重」
博多は何年ぶりになるだろう…アジアフォーカス福岡国際映画祭のマーケットの仕事以来だから、7年くらい前になるのか。
九州とは言え、この寒波でかなり寒い。
到着早々ユニクロに駆け込みレギンスと手袋を買う。
次はお腹を満たすこと。観劇前に「元祖めんたい重」を目指しして行ったところ、2時半なのに長蛇の列。この時間でこの人の多さということは、普通にランチの時間に来たらもっと並ぶことになるだろうから、ここで食べて老いた方が良さそうだ。博多座にも近いし。
◆限定プリンは「あと32個」
レギンスと手袋を買ってほんとに良かった。
1時間ほど並んで、ようやく店内に入ることができた。
めんたい重と麺などのセットがお薦めとあったが、観劇前に満腹になるのは危険なので、単品のめんたい重と、人気の限定プリンが「あと32個」ということなのでこれをオーダー。
陶器のお重にご飯が見えないほど敷き詰められた刻みのりの真ん中にドンと鎮座する明太子、なかなかの存在感だ。
うまい!
プリンもとろとろ濃厚で、カラメルがジュレとなって乗っているのは珍しい。
「元祖博多めんたい重」地下鉄「中州川端」駅より徒歩5分くらい
単品のめんたい重 1,680円(税抜き)
西中洲料亭プリンプリン 680円(税抜き)
◆客席でお弁当を食べられる博多座
前から来てみたかった博多座は、評判通りのすてきな劇場だ。
エントランスには、歌舞伎座のように土産物店がたくさん並び、これを見て回るだけでもわくわくする。
幕間の食事処のほかに飲食ができる休憩スペースがあり、椅子の数もハンパない。
客席でお弁当を食べられるというのも、このご時世では貴重だ。
なのでお弁当やサンドウィッチもめちゃくちゃ美味しそう。2回目の観劇時には、絶対に利用しようと心に決めた。
「博多座」地下鉄「中州川端」駅直結
『エリザベート』チケットB席 10,500円
◆プラチナチケット『エリザベート』
トート役の井上芳雄さんが博多座にしか出演しないということで遠征するファンも多く、スーツケースを預かるカウンターもある。平日なのに、かなりのスーツケースが並んでいた。
『エリザベート』は周知のように、オーストリア=ハンガリー帝国の皇后エリザベートの生涯を描いた、ウィーン発のミュージカルだ。
宝塚で初演し、その後同じ演出家により東宝ミュージカルとして再演を繰り返す大ヒット作。
ヨーロッパ史に愛と死を絡めた人間ドラマであり、独自の美と退廃の世界が見る者を惹きつけてはなさない。
キャストの変遷に伴いリピーター観客が途絶えず、チケット難の演目の代表格だ。
◆井上芳雄×花總まり、これが最後の顔合わせ?
私の席は二階の端だが、舞台が見切れることもなくとても見やすい。
この回は地元出身のミュージカル界のプリンス井上芳雄トートに、宝塚時代からずうっと演じている花總まりのエリザベート役集大成というテッパンの組み合わせだけに、客席の熱気も想像以上だ。
このコンビで見られる『エリザベート』は、もしかしたら私の人生に於いてもうないかも知れない。
しっかりと見届けなければ
◆韓国語が飛び交う一蘭本店で40分待ち
終演後の興奮と余韻を抱えつつ、遅い夕飯はラーメンだ。
この時間だから、長浜へ行くより博多座の近くにある一蘭本店なら席数も多いだろうし客の回転は早そう、という判断だったのだが…。
なんとここも長蛇の列、聞こえてくるのは韓国語ばかり。
しかも発券機のトラブルで時間をロスし、どんどん後の客に抜かされ、結局40分ほど並んでラーメンにありつけた。
「一蘭本店」地下鉄「中州川端」駅より徒歩2分くらい
天然とんこつラーメン 980円
今回は都市の旅だから店の予約はいらないだろうと思ったのに、やはり人が多い分人気店には集中する。
私の旅にとって大事な"食"なのだから、計画は慎重にしなければ、と反省した一日目だった。
次回は門司港散策編。
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