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北近畿の旅 紅葉の播磨路-6〜竹田の酒蔵に泊まる

1203en 今回の旅のハイライトのひとつ「竹田城 城下町 ホテル EN」は、竹田城跡の城下町にあった約400年の歴史をもつ旧木村酒造(朝来市所有)をリノベートしたホテルで、点在する全6棟あわせて13室ある。
明治時代に建てられた築100年以上の古民家をはじめとする6棟を、可能な限り“そのまま”に活用し、私が泊まったのは母屋「欅」にある蔵をリノベートした部屋だ。
母屋の3室に浴室はなく、大浴場を利用する。この大浴場も蔵をリノベしたということで、私が泊まったすぐ隣。
他の部屋はペットと泊まれる一棟貸しスタイルを含め、檜風呂付きになる。

1203room2 とにかく広い。
押し入れ仕様のクローゼット、洗面所&トイレはクラシックな引き戸だが中は最新機能だし、床暖房完備。
とっても落ち着く。
可愛い浴衣、お持ち帰りできる巾着袋もすてき。
のんびりくつろいでもらうため、時計とテレビはおかないというコンセプトは良いのだが、コンセントが少ないのだけが残念だ。スマホを充電していると、電気ポットが使えない。💦

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1203menu1 このホテルのもうひとつのウリが食事。本格フレンチのフルコースなのだ。
もともと酒造場の発酵蔵だったところをリノベしたレストランは、褐色の土壁と天井の太い梁を生かし、ランタン風の照明がおしゃれ。
ディナーは、関西フレンチ界の重鎮・石井之悠シェフが生み出す“テロワール・エ・ナチュール”。
地元<但馬・丹波・丹後>の食材がふんだんに使われ、ヘルシーかつどれもめっちゃ美味しくて、デザートの後に竹田城跡を模したおまけスイーツも出てきて、評判通り。さすがの美味しさ!。
満足、満腹。

1203salad 1203hors-doeuvre 1203soup 1203fish  1203meat 1203desert1 1203desert2

1203breakfast 翌日の朝食は和食、うれしい。
これがまた絶品で、ご飯の盛りを見て食べきれないなぁと思ったが、この但馬のコシヒカリの美味しさに、完食してしまった。
ほんとにどれも美味しくて、ビジターも利用可能なので人気ランチを食べちゃおうかと思ったのだけど、すでに予約で満席とのこと。メニューだけ見せてもらったら、ほぼほぼ昨夜のディナーと同じ。
それならほかの店でいいな。
今日も良い天気で町歩きには最適。
でもたぶん1時間くらいで廻れちゃうそうなので、チェックアウトぎりぎりまで蔵にこもって、このすてき空間を味わうことにした。

散策とランチに出るためフロントで荷物だけ預けてチェックアウトし、今朝は雲海が出たのかどうか聞いてみると、残念そうに首を振った。
そっか〜夜明け前から登った人もいただろうに…。

1203teramachi1 竹田の町はやはり静かだ。歩いている人もほとんどいない。
お寺が並ぶ小道の水路を流れる水の音が心地よく、城跡への登山道入り口の紅葉がとってもきれい。
若い男子が一人、城跡目指して登っていった。

 

1203teramachi2 1203tozanguchi

そろそろランチしようかと思ったら、水曜定休の店が多く、営業していても予約のみだったり。
うわっ、ここでランチ難民か。
待てよ、歩いている途中に確か営業している店があったな…ということで、なんとかうどんにありつけた。
食後に電車の時間までお茶しようにも、数少ないカフェもお休み。
まぁ天気も良いので、線路沿いの虎臥城公園で城跡を見上げながらのんびり。
なかなかいい感じだ。

1203station 改札がない竹田駅。
切符売り場は有人だけど、JRから委託されているだけで職員ではないという。
「ネクタイしてないし、こんな格好しないでしょ、JRの人は」と、笑いながら天空の城のTシャツを指差す切符売り場のおじさん。
誰もいないホームで、天空の城を見上げながら「特急はまかぜ」を待つ。

1203hamakaze 「特急はまかぜ4号」は、山陰本線の鳥取から城崎温泉を通って和田山から姫路までの播但線、そこから山陽本線で大阪まで走る。
播但線の寺前までは非電化区間なので、ちょっと揺れるが車窓から見える円山川と山の景色が楽しめる。
寺前を過ぎると揺れは気にならなくなり、田園風景に変わる。
姫路からは大動脈の鉄道網に入り、夕暮れの明石海峡大橋を見ながら大阪へ向かう。
旅も終盤だ。

つづく

※写真は全てクリックすると拡大されます。

北近畿の旅 紅葉の播磨路-5〜竹田城跡はやっぱりすごいぞ
http://www.kimagure.net/2022/12/post-9f44f7.html

北近畿の旅 紅葉の播磨路-4〜篠山で黒豆買い付け
http://www.kimagure.net/2022/11/post-ac580b.html

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http://www.kimagure.net/2022/11/post-1b7044.html

北近畿の旅 紅葉の播磨路-2〜羽田から宝塚へ
http://www.kimagure.net/2022/11/post-d19d7e.html

北近畿の旅 紅葉の播磨路-1〜全国旅行支援を使ってみた
http://www.kimagure.net/2022/11/post-0b06f9.html

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