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May 2020

井上芳雄・大貫祐一郎 Presents「井上芳雄 by MYSELF」オンライン・スタジオライブ(収録放送・無料)特別配信決定!

Main自分の備忘録を兼ねて記事にしました。
以下、主催者のリリースより。

今回、本来であれば、スペシャルライブ3days公演の最終日となっていた、<井上芳雄のデビュー記念日>でもある6月6日(土)から3日間に渡り、「井上芳雄 by MYSELF」オンライン・スタジオライブ(収録放送・無料)特別配信が決定致しました。
スペシャルライブ3days公演に出演予定であった、ゲストアーティストたちからのメッセージも交え、ラジオの雰囲気そのままに、井上芳雄と大貫祐一郎の2人で、演奏とトークをお届けします。

沢山の演劇やミュージカル、コンサートを開催出来ない状況にある今、エンターテイメント全体を元気づける内容となりますように。

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【7日間の映画チャレンジ】ピックアップ

0504hachigatu FBのバトン・リレーの映画版、アジア映画に関しては母屋の「アジアンパラダイス」へ掲載しますので、こちらは日本+欧米作品の投稿をまとめました。

『八月の濡れた砂』。
1971年、ロマンポルノに移行する前、ダイニチ映配最後の作品となった藤田敏八監督の名作。
映画館で27回見ました。
映画というのは"その時の出会い"なので、いま青春期にある人たちがこれを青春映画の傑作と思えるかどうかはわからないけれど、当時の私は心だけでなく内臓までちぎられそうなくらいの衝撃を受けました。
♪あの夏の光と影は どこへ行ってしまったの…石川セリが歌う名曲、この同名主題歌を聞くと、いまだに胸がチクチクします。

主演の村野武範さんとは、それからだいぶ後に一緒に番組をやらせていただくことになったのですが、最初は"あ、あの健一郎と毎週仕事するんだ…"と地に足着かない感じでした。
ご挨拶の時におそるおそる27回見たことを言うと「あっ、そ。よくそんなに見たね。俺なんか1回見ただけだよ、あはは」と。
でも、村野さんにとってはやはり忘れられない作品なのだということを、はっきりそうはおっしゃらなくても数年間ご一緒して感じていました。

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【7日間ブックカバーチャレンジ】で選んだ本〜そのDay5〜7

0502book5 FBで行われた【7日間ブックカバーチャレンジ】の私の投稿、後編のまとめです。

5日め
「日活ポスター集」です。
サブタイトルに「ポスターでつづる日活映画史」とあるように、ロマンポルノ前の漢字の「日活」作品のポスターを集めた一冊。石原裕次郎、小林旭、赤木圭一郎、宍戸錠、二谷英明、渡哲也、吉永小百合、芦川いづみ、北原美枝、浅丘ルリ子、和泉雅子ほかのスター分け、ジャンル分け、監督分けなどで構成され、文字は最後に30ページほどの日活映画史の記事のみです。

数年前家のリフォームに伴い、“これは捨てないよ本”以外全ての本を手放そうと一大決心をし、映画関連の膨大な書籍は神田の映画・演劇専門の古書店、矢口書店に引き取ってもらいました。
その時に唯一残した映画関連本が、製作・編集・発行「日活ポスター集制作委員会」という自費出版のこれでした。
老後に文字が読みづらくなった時でも、これなら映画の想い出にひたれると思って…。
いまこの本を見ると、手放した本たちのことが思い出されます。
名残惜しかったけど別れなければならない…使命のために愛する人を残しひとり去って行った日活アクションのヒーローたちのように。(笑い)

この時の本とお別れした時の事は私の個人ブログに書いたので、もし興味があったらご覧下さい。
http://www.kimagure.net/2018/08/1-5d81.html
http://www.kimagure.net/2018/08/2-837f.html

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【7日間ブックカバーチャレンジ】で選んだ本〜Day1〜4

おこもりの日々で、FBで色々なリレー投稿が行われていて、私にも本と映画のバトンが回った来た。
正確に言うと、【7日間ブックカバーチャレンジ】のほうは面白そうなので自分でバトンをもらいにいった形だ。
この企画は、読書文化の普及に貢献するためのチャレンジで、好きな本を1日1冊、7日間投稿。そしてFB友だちを招待し、このチャレンジへの参加をお願いするというルール。
せっかくなので、私が選んだ7作の投稿を2日にわけてまとめておくことにした。

0502book1 初日
志水辰夫の「裂けて海峡」です。
あまりに好きすぎて色々な人に押しつけるようにして貸していたら、いつしか行方不明になり、文庫になった時に買い直しました。
シミタツ節と言われる名文で、馳星周として作家デビューする前の批評家・坂東齢人さんを担当番組のゲストに呼び、放送後に向かいの喫茶「UP」で志水辰夫について語り合ったことが忘れられません。
代表作は「行きずりの街」と言われていますが、私は断然「裂けて海峡」が好き。素晴らしいキャラクター造成と息詰まる展開に空腹さえ忘れて読みふけりました。戦後史の中での国家と個、そしてラブストーリーにもドキドキ。
有名なラスト三行。
のちに新潮社文庫版で一部改訂されるのですが、私は最初の体言止めを絶対支持します。

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