春節〜台湾でこんなことがあったなぁ 元旦編
扇形車庫は一日いても飽きないだろうけど、本来の目的は鹿港なので後ろ髪引かれながらもバスに乗り込む。
ガラガラの彰化とはうって変わり、着いた鹿港の人の多さ!
時間は充分あるので、まずは老街をブラブラしてレトロなくねくね道の九曲巷へ。
その昔、盗賊の進入や砂塵をともなった東北の風の吹き込みを防ぐために曲がりくねった道のしたのがここ。レンガ塀と家に挟まれ人1人がやっと通れるくらいの路地に、歴史の重みを感じる。
人が少なかったおかげで向こうから来た人と鉢合わせということもなく、風情はたっぷりだった。
歩き疲れたところでレトロ感を売りにしたカフェでひと休み。
懐かしい手書き映画ポスターや駄菓子とか雑貨に囲まれてのんびりしていると、そろそろ日も落ちかけてきたので鹿港天后宮へ行かねば。
そうしたら、鹿港天后宮への道はものすごい人で埋まり、なかなか進まない。
牛歩より遅い。
ジリジリしてくる。
このペースだと、お詣りしてバス停まで戻ってくるのにどれくらいかかるのか、全く読めない。
数㎝ずつ進みながら、友達と顔を見合わせる。
お互いに思うことは同じだ。同時に頷いて踵を返した。
人の波に逆らい戻るのもひと苦労だ。
なんとかバス停にたどり着いたときはすでに真っ暗。台中行きのバスに乗り、なんとか日帰り彰化・鹿港ツアーは終わった。
鹿港天后宮に行こうと思ったのに…。
まぁ、また来ればいいさ。
しかし二度目の鹿港は仕事で一日回ったけれど、鹿港天后宮にはやっぱり行かれなかった。
次は必ず行こう。
羅大佑の「鹿港小鎮」を聞きながら、そう思うのだった。
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