春節〜台湾でこんなことがあったなぁ 大晦日編
なぜ台北に住んでいる時に行かなかったかと言うと、混雑が嫌だったから。(^O^)
ここが、“生活”と“旅”の違い。
台北での一人暮らしでは正月準備といっても特に正月料理を作るわけではないから食材の買いだめは店が休みになる前に普段とおりの食材を買っておくくらい。
でも、春聯だけはドアの内側に貼っていた。
最初の年は、近所のスーパーでもらったものを。翌年からは台湾のセブンイレブンで買った人気キャラクターOPENちゃんシリーズ。
この春聯は、飾りを売っている屋台が並ぶ所には必ずプロの方がその場で書いてくれるものがある。買ったことないけど。
そして、帰国時のお土産に可愛い正月飾りを近所の屋台で色々買った。私が住んでいた大安には信義路添いにはんこ屋さんが何軒か並んでいるところがあり、そのはんこ屋さんがその時期だけ模様替えして正月飾りを並べ、それでも足りなくて路上に屋台を出していた。
向かい側からでもその赤く染まった一角は正月が近いことを知らせてくれ、見ているだけでなんだかウキウキした気分になったものだ。
そして赤と金で彩られた数々の飾り物はどれも欲しくなるものばかり。自分と家族用のほかに、友達や仕事の関係先などへお手頃値段の小さいものを何種類も買う。
この大安で売っているものはおしゃれなデザインが多く、どこにでもあると思っていたのだが、迪化街では伝統的なデザインがほとんどだった。
なので、この時も最後はやはり大安へ行って買ったのだ。
大晦日の迪化街は、やはり一度は行ってみて良かったと思う。キラキラ輝く色とりどりの飴やお菓子はこの時しか店先を飾らないし、何と言っても活気が違う。
みんな量り売りで大きなビニール袋に詰めて買っていく。
こういう大漁のキラキラに圧倒され、喧噪と人の波を肌で感じるのは写真や動画とは別物だ。
この日は人もすごいがゴミもすごい。
日本だったら裏口とか人目に付かない路地にあるはずだけど、所構わずそこかしこに置かれているゴミ袋やダンボールの空き箱。
片付けている暇もないほどなのだろう、商売の活気をそのまま表すようでかなりの存在感だ。
台湾の緩やかな面がこういうところにも表れていて、大好き。
迪化街を後にして映画を見に行った帰り、さぁ夕ご飯という時に…ぬかった。
映画館の隣のMacでも良いかなぁとは思ったけれど、せっかくの大晦日だからたまにはホテルのダイニングで豪華ディナーしちゃおうか、とその日一泊だけ贅沢したホテルCOZZIへ戻ったら、ダイニングは予約で満席。宿泊客なので一人ならなんとか席を用意してくれるというのだが、料理はひとつのコースのみだという。しかも超高い!
私にとっての豪華ディナーのレベルではないので、やはりいつものところにしようとホテルを出た。
しか〜し、この時すでに6時近くで早じまいするいつものところは完全にアウト。
Macまで戻ろうかと思ったが、いやいや、それならモスの方が近い。早足で行ったのだがすでに遅し。店員さんが掃除を始めていた。
やばい、完全に夕食難民になってしまった。
最後の頼みはコンビニ飯。セブンイレブンへ駆け込んだが大好きな麻婆飯は売り切れ。残っている中華丼的なものでなんとかしのいだのだ。
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