高雄で緑豆椪を作ってみたのだが…
緑豆椪は、緑豆あんをパイ風の生地に包んで焼いたお菓子で、いわゆる口の中の水分をぜ〜んぶ持って行かれるあれです。
取材ツアーの一過程で、高雄の大寮にある舊振南漢餅文化館へ行った。なんともおしゃれな建物で、店内もゆったりと商品が並べられている。どこにも箱積みなんてされていない。
ここでは若者離れが著しい伝統のお菓子をもう一度見直してもらいたいということで、ショップだけでなくお菓子作りができる体験型のスポットを作ったそうだ。
クッキングラボには、すでに人数分の材料や道具が並べられていて、私たちはお借りした赤いエプロンをつけてlet’sTry。
できあがり4個分のラップに包まれた小麦粉、緑豆あん、バター、砂糖を見るとおままごとのようで懐かし感が沸いてくる。
先生の言う通りに小麦粉にバターと水を加えて皮を作りあんを包むのだけど、手際の良い人、そうでない人、様々だ。ま、一応主婦もやっとりますのでたいした苦労もなくできた。
丸く整えたら食用のインクでめでたいことばがたくさん並ぶスタンプの中から4つをポンポンと押して出来上がり。
あとは焼き上がりを待つだけ。
この待ち時間はティータイムで、フリースイーツをこれでもか、というくらい食べる、食べる。あ、おいしい!買っていこうかな、とショップへ走り、まんまと策にはまったと気づく。
30分ほどで焼き上がったみんなの緑豆椪。手前には各自持ち帰り用の赤い箱も置かれている。
手際もよく褒められたにもかかわらず、ここで性格の雑さが露見。
どうやら、あんが生地の真ん中にないとこのように爆発するのだと。
しかも、スタンプも情けない感じにかすれていて、完全に2個は失敗作である。
やっぱり、このいい加減な性格にはお菓子作りは向いていないのだ。
ま、いっか。家族だって重々承知だ。これ見ても驚くことはなかろう。
この舊振南漢餅文化館では公式サイトで予約すれば誰でもお菓子作りを体験できるので、高雄でなんかいつもと違うことしたいな、と思ったらぜひどうぞ。
緑豆椪だけでなく、核桃杏香酥や鳳梨酥(パイナップルケーキ)も作れます。
舊振南漢餅文化館
https://www.jzn.com.tw/tw/architecture
高雄市大寮區捷西路298號
MRTオレンジラインの終点「大寮」から徒歩約5分
電話番号:+886-7-701-5697
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