台湾で暮らしたい!〜うん、部屋はここにしよう
そしてもうひとつ、一階の広くて居心地良い応接スペースと、屋上にあるガラス張りのドーム状ラウンジ(101ビュー)が仕事に使えそうなのだ。
台湾ではインタビュー取材をするときにこちらが場所を探さなければならないことが多いので、けっこう苦労する。便利な場所で新築のマンション、こういう使える施設はありがたい。
実際、ここに住んでいる間、かなりの取材で利用した。
ある俳優は私のオフィスだと勘違いし、管理人に空き部屋はないかと尋ねた某アイドルのマネージャーもいた。
この部屋の大家さんは海外にいるそうで、日本語のできる優しい大家さんのお父さんという方が一切を任されているということで、契約から入居後のもろもろ全てやって下さった。
この方がとても良い方で、本当にストレスのない台湾ライフを送ることができ、感謝している。
あちらも、貸すならば新築の部屋なのできれいに住んでくれる日本人女性で若くない人を希望していたとか、お互いにぴったりの相性だったようだ。
いつでも入居可ということなので、早速契約し鍵をもらう。
予定していたスケジュールはバッチリだ。翌日、ホテルをチェックアウトして入居した。
本格的に住むのは1ヶ月半後からだが、まずは生活に必要な物を買いそろえなくては!
大物は、寝具だ。
とは言え、シーツと枕に毛布があれば良いので、徒歩10分のSOGOで買い、細々としたものははす向かいの雑貨屋で揃えた。
2010年2月2日、こうして異国の地で数十年ぶりの一人暮らしが始まり、その夜寝床で感慨にふけった。
(続く)