台湾で暮らしたい!〜物件めぐりは楽しいな
私の物件巡りは、一日目は台湾の業者、2日目に日系の会社に案内してもらったのだけど、ざっくりと台湾の業者の斡旋する部屋は比較的安く、日系は高いけど日本人のニーズをよく考えてあるという感じだった。
驚いたのは、全てがいわゆるマンションで、ドラマで見るような鉄の門をガチャガチャ音を立てながら鍵をあけるようなところはなかったこと。
もちろん、ドラマや映画によく出てくる「加蓋」と呼ばれる屋上の違法建築物件もない。
まぁ、私の諸条件にあてはまるのは、マンションタイプしかないのだ。
全部で10件くらい見たのだけど、マンションタイプのワンルームはほとんどが寝室というか寝る場所はロフト仕様。1件だけそうでない部屋があったけど、ビジネスホテルみたいだから住まいとしてはどうかなぁという感じ。
ここは確か管理費も電気・水道・ネットも全て大家さん持ちという良い条件だったけど、とにかく早く貸したいオーラ満々で、何か問題があるのでは?と勘ぐりたくなってしまう。(^O^)
そうそう、台湾は不動産屋が物件を管理しているのではなく、斡旋だけなので内見の時は大家さんが必ず立ち会う。というか、業者は鍵を預かっていないので大家が来ないと部屋に入れないのです。
家賃も大家さんに直接支払うし、色々なことで大家さんと直接連絡することが多いので、大家さんの人となりを知るのもけっこう重要。
いきつけの映画館に近いことでちょっと気に入った伊通街のマンションは、大家さんが20代の若い女性で、新しい部屋を買ったのでここを貸すことにしたと言う。こんな若い女性が2つも不動産を持っているって、すごくないですか?
オーディオも新居用に新たに買ったから、良ければこのまま使って、と言う。
あ、台湾の賃貸物件は基本的に家具家電付きです。冷蔵庫、クーラー、洗濯機、テレビ、電子レンジ、ベッド、タンスなどがあるのでとても便利。そのうえここはオーディオも。
しかし、MRTの駅からちょっと距離があるのが難点。その頃は松山新店線が開通していなかったから、南京復興駅まで15分くらい歩くか、バス利用になる。
日系の会社の担当者は、若いけどものすごくよく気がつく可愛い女性だった。
台北のワンルームはキッチンがないものが多く、キッチン必須の私の為にキッチンの換気扇のチェックに怠りがなかった。
「あ、ここは見せかけの換気扇なのでダメですね」
「ここは排気もちゃんとしていいるので魚も焼けます」
知らなんだ…見せかけの換気扇とは…。
更に、ゴミ出しの確認もぬかりがない。
「ここは管理費高いですけど、集積場があるので24時間ゴミ捨てられます」
ほほう、決まった時間にゴミ袋持って「エリーゼの為に」を鳴らしながら来る収集車を待たなくても良いのだ。
日本では当たり前だけど、こういう日本と大きく事情の違う生活習慣をしっかり把握している。デキる女子だ。
まぁ、ドラマのようにゴミ収集車待つときにイケメンとの出会いが…なんて妄想はおばさんには不要だが。(^O^)
(続く)