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March 2005

春、無常

comics本を売ろうと思う。
増え続けていく映画関連の資料と、DVDの為のスペース作りが今回の目的。
節目ごとに処分してきて、今は小説は大好きなミステリのみになった。
今回は、思い切って古いコミックスを処分することにした。
萩尾望都、大島弓子、山岸涼子、吉田秋生、樹村みのり、倉多江美の作品群ほかで100冊くらいかな。
好きな作品が多いから、本当に身を切られる思いだけど、限りあるスペースだから仕方ない。

書棚を眺めていると、すでに処分した本を思い出す。あれはとっておけばよかったかなぁ…と思うものもあるけど、今となっては当時の判断を信じるしかない。
もう一度手に取ってみたいというもの、今なら高く売れたかも…というものなどが思い浮かぶ。
でも、死ぬほど後悔したことはないから、所詮そんなものだろう。
時と共に自分の中の価値観が変わり、かつての宝物も、気が付くと色あせていたり。

大事にとっておくもの、時期が来たらサヨナラするもの、その時その時の気持ちのままに…。

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今更ながら「流星花園」

0310vic-2先日周渝民(ヴィック ・チョウ) と徐熙媛(バービー ・スー)が来日したので、取材に向けて事前学習しなきゃとM小姐から「流星花園」のビデオを借りた。
4話まで見て取材に臨んだのだけど、仔仔はかっこいいし、大Sはめちゃめちゃ可愛い。
なんとなく、これまであまりF4に関わっちゃいかんと自制してきたけど、やっぱりいいわぁ、この4人。(爆)
もちろんドラマのキャラあってこそなんだろうけど、原作が日本のコミックスだからストーリーは面白いし、出生の秘密とかない、ストレートな学園ドラマがいいね。
続きをすぐ送ってもらって、パート1の24話はクリア。
最終回の前の回だけ抜けていたので、ネットで1話のみ購入視聴した。時々字幕が追いつかずに飛んでしまったけど、まぁいいか。
さて、パート2をどうするか。TUTAYAへ行って借りてくるかなぁ。

写真は取材時のベストショットかも

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ボナ植木のライブ

ナポレオンズのボナ植木出演&プロデュースによる、ジャズとマジックのライブ「ジャマ・ライブ」に行く。
実はボナ植木氏とは高校の同級生なので、下町の小さなライブハウスでのこのショーを見せてもらった。
すごーく小さな所なので、あまり告知していないらしいし、ライブの中でも何度も『宣伝しないでね。』と言ってる。確かに、15〜16人でぎゅうぎゅうという状態。ほとんどが常連さん&知り合いという、プライベート・ライブに近いものなのだ。

生で見る彼のマジックは初めてだったけど、さすが、華麗な指さばき!
技術はもちろんだけど、生演奏だし、笑いを融合した構成はとっても楽しい。このスタイルを確立したナポレオンズってすごいなぁ、と、あらためて感心。
植木くんの歌は、正直言ってあまりうまいとは思わないけど、雰囲気はいい感じ。マジックとMCとうまく構成してある。
その後に女性のジャズシンガーが3曲歌うというプログラムで、2ステージ。

いつもニコニコして飄々とした植木氏の魅力は、高校の時から変わらない。
私たちは、3年間クラス替えがなく担任も替わらないという実験的な期で、彼は3年間ずうっとクラスの委員をしていた。これは当然学期ごとに変わるけど、彼の人徳から毎回任されていたのだ。成績も良かったけど、何よりあの穏やかでユーモラスな人柄が愛され、信頼されていた。
先生のかわりに出席をとる時など、ぐるーっと見渡して『みんな…いるよな。』とにっこり。ただそれだけ。
よく、色々な先生の物まねをしてみんなを笑わせてくれた。かといって、決して賑やかなお笑い系ではなく、根っからのエンターテイナーなんだろうな。

考えてみたら、会うのは卒業以来2度目。最初はうちの番組の出演者として来た時。私は生放送中だったけど、次のワイドのゲストとしてスタンバイしている彼の姿を見て、CM中だったか、曲がかかっている間だったかに出て行ったのだ。たぶん2分弱で『久しぶり。元気?』などという会話を交わして、お互い仕事にもどった。

忙しい彼はクラス会にも出られないから、またライブを見に行こう。今度は大がかりなイリュージョンも見てみたいな。

ボナ植木のホームページ

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三原光尋監督

shashinshu旅番組の打ち合わせで、4月から公開される「村の写真集 」の三原光尋監督に会いに行く。
普通は映画の番組で紹介するのだけど、この間たまたま映画会社のY小姐とご飯食べたときに、監督が北京や西安の写真をいっぱい撮ってきたので…という話を聞き、それは旅番組でいけるかもということになり、トントンと進んだ。

監督はとてもきさくな方で、打ち合わせ半分、雑談半分という楽しい時間をすごさせてもらった。
京都出身とという監督は、なかなかお喋り上手。これならかっちりした原稿はなくても良さそう。流れだけ決めて、太田アナに振ってもらい、自由に喋ってもらった方が面白いだろうな。
こういうふうにひょんなことから展開して、ピタッと企画がはまる時は、とっても気持ちが良い。

旅と音楽の番組だから、監督の好きな曲も候補にと思い、聞いてみると「赤とんぼ」と王菲(フェイ・ウォン)と「狼」の挿入歌だって。
フェイは何がお好きですか?と更に聞いたら『うーん、やっぱり「恋する惑星」の…。』『はいはい、「夢中人」ですね。』と。
そして、「狼」のエンドクレジットをチェックして、サリー・イップのCDを探したというからすごい。
「赤とんぼ」は、最近あの歌詞にジーンとしてしまうと言う。作者の三木露風が生まれた竜野の町の話をしたら、とても喜んでくれた。近々大阪へ行くので、行ってみたいとおっしゃる。
私も、もうずいぶん行ってないけど、竜野は好きな町のひとつ。揖保川の流れと赤とんぼ公園、そうめんとうす口醤油の町。う〜ん、また行きたくなった。

監督は、アジアが大好きであちこち行っているけど、リゾート地には行かないという。私もだ。
会議室のテーブルには香港・マカオのガイドブックや木星さんの写真集などが置いてあった。(^o^)
なんだか、話が色々になってしまったけど、楽しい番組が作れそう。

あ、「村の写真集 」は、祖谷渓のかづら橋や徳島の山あいを舞台にした親子の絆ものがたり。映像はきれいだし、心に沁みる感動作なので、ぜひどうぞ。東京都写真美術館他で4月公開予定。

公式サイト :http://www.murasha.com/

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